血液・血管関連の合併症

現代人に増えている傾向にある動脈硬化や糖尿病。これらの病気は高血圧からの合併症として発症することもあります。

 

○動脈硬化
文字通り、動脈が硬化している状態です。
老化現象の一つでもあるため、加齢によって起こることもありますが、高血圧の人はそうでない人に比べて動脈硬化になりやすいとされています。
高血圧になると動脈は常に圧力がかけられていて動脈壁が傷つき、そこから血液中の脂肪が流れ込んで動脈の柔軟性が失われて硬くなります。
動脈硬化には、「中膜動脈硬化、血管壊死性動脈硬化、粥状動脈硬化」というタイプがありますが、この中でも高血圧は『粥状動脈硬化』とのつながりが強いとされています。
粥状動脈硬化とは、主に太い血管で動脈硬化が起きている状態で、血管壁にできた傷の部分に血中コレステロールが沈着することで血管を防いでしまいます。
最終的に血管が破裂して出血を起こすこともあれば、血管が詰まることもあります。つまり、脳出血や心筋梗塞、腎硬化症などの起因にもなります。
動脈硬化自体は怖い病気でなくても、進行して発症する病気はどれも深刻であることが共通しています。

 

 

○糖尿病
糖尿病と高血圧は密接な関係にあります。
たとえば、糖尿病を発症したのちに高血圧症を発症することもあります。そしてその反対に、高血圧が糖尿病を引き起こすこともあるのです。
一般的に糖尿病患者の約50%〜60%が高血圧とも言われています。
糖尿病は治らない病気と言われていて、病状が長期化するほどにさまざまな障害が起こります。
とくに高血圧と合併していると非常に深刻な状態で、相互に影響をもたらし、命に関わるリスクを高めてしまいます。
また、どちらもの共通点には原因もあります。どちらも遺伝性があると考えられている他、生活習慣病が影響をもたらします。
つまりは、生活習慣を改善することにより、どちらもの病気を予防することができると言えます。