腎臓の合併症

高血圧はさまざまな臓器・組織に影響を与え、その中の一つが腎臓です。
腎臓に対しても大きな負担を抱えさせるため、腎臓病を合併することがあります。

 

○腎硬化症
高血圧が長期的に続いた場合、腎臓の小動脈に動脈硬化が生じ、腎機能が低下します。この状態が腎硬化症です。
腎硬化症には良性と悪性の2種類があります。

 

良性腎硬化症は遺伝や生活習慣からの高血圧症が引き起こすもので、悪性腎硬化症は急激な血圧の上昇によってもたらされる腎硬化症です。
つまり、慢性的な高血圧に関しては良性腎硬化症と密接な関わりがあります。
肩こりや頭痛、めまい、動悸などの諸症状がありますが、軽い病気と考えて腎臓の病気を考えない方も多いようです。腎臓の病気は極めて危険ですので、見逃さないようにしてください。
あらかじめ血圧をコントロールする意識を持つことはもちろん、何らかの違和感を覚えた場合には早急に医師に診てもらいましょう。

 

 

○腎不全
もっとも腎硬化症が進行した場合に起こる腎臓病です。腎硬化症の場合、腎機能がある程度低下するのみですが、それが進行すると機能は完全にストップします。
機能が落ちるところまで低下し、働かなくなった場合に腎不全を起こします。
腎不全になると腎臓のろ過機能は正常に比べ30%以下までに下がり、老廃物の排泄が滞ってしまいます。そのため、むくみをはじめとする疲労感や食欲不振といった症状があらわれます。また、心不全や精神異常を合併することもあります。
腎不全自体、悪化すると正常な機能が全て失われて、人工透析での治療が必要になることもあります。日常生活に支障をきたすため、人工透析は避けたい治療ですから、腎不全を起こさないように普段から注意深く症状に気を付けてください。